トランス脂肪酸は身体を壊す

トランス脂肪酸を多く含む食品:・マーガリン ・ショートニング
トランス脂肪酸は自然界に存在しない物質です。

■植物性油脂(市販大豆油、コーン油、米油、ナタネ油、綿実油などは精製する過程で高い熱を加える為、一部はトランス脂肪酸に変化します。)
・スナック菓子・インスタント食品・高温の植物性油脂を使って調理した食品(揚げ物、フライ、天ぷら)
・植物性油脂を含み高温で調理され食品(スナック、冷凍食品など) 
・スナック菓子や、チョコレート、また、原材料に植物性油脂、ショートニングを使用しているクッキーやケーキ、パン等はトランス脂肪酸が多く含まれていると考えてもいいでしょう。

欧米ではゼロまたは2%というのが基準になっているようですが、せいぜい1% 未満のものを使いたいものです。
トランス脂肪酸は自然界に存在しない物質です。
そのため、体内に入ると代謝しきれず、蓄積してしまいます。
トランス脂肪酸が体内に蓄積するとどんなことが起こるでしょうか?

■心臓疾患
飽和脂肪酸が悪玉コレステロールを増加させることは広く知られていますが、トランス脂肪酸は悪
玉コレステロールを増やすだけでなく、肝臓に悪影響を及ぼしてコレステロール調節機能のバランスを崩し、善玉コレステロールを減少させることがわかっています。
言うなれば倍速のマイナス効果で動脈硬化を促進し、心臓疾患のリスクを非常に高めるのです。

■免疫
トランス脂肪酸は、体内で細胞膜の形成時において弱く不安定な細胞膜を作る要因となり、ウイルスや細菌が進入しすくなって免疫機能を弱らせます。
関節炎等の慢性炎症性疾患、アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎、クローン病など多くの病気との関連が指摘されています。

■痴呆
トランス脂肪酸をたくさんとるお年寄りは痴呆になりやすい、という気掛かりな研究結果が、米国シカゴ近郊に住む65 歳以上の住民8500 人を長期間追跡した「CHAP」(Chicago Health andAging Projects)によって、米国神経学会が発行する学術誌、Neurology 誌2004年5月11日号で発表されています。
また米国Rush 健康加齢研究所のM. C. Morris 氏らは、動物実験や、数百人を追跡した疫学調査で、トランス脂肪酸が認知機能を下げる恐れがあると報告されていることに着目しました。
そしてより多くの人を追跡した「CHAP」研究のデータを使い、トランス脂肪酸や飽和脂肪酸の摂取量と認知機能との関係を調べた結果、トランス脂肪酸をたくさんとっている人ほど、認知機能が早く低下することが判明しました。
トランス脂肪酸や飽和脂肪酸をたくさんとる人では、「血中に悪玉コレステロールが増えるため心臓だけでなく脳の動脈硬化も進み、認知機能が早く落ちやすくなるのでは」と研究グループはみています。