肥満先進国アメリカには、肥満に甘い社会状況という問題があります。明らかに太りすぎの人が増えており問題となっているというのに、社会がどう対応しているかと言うと、そういう人たちの人権を守り、社会生活に不便をきたさないようにしています。肥満は障害や病気の一つとして考えられ、差別されてはならない対象として法律で守られています。適正体重を大幅に超えている人たちも快適に過ごせる社会になっているのです。
例えば、映画館やレストランのサイズをどんどんと大きなものに置き換えています。太った人は太ったままで快適にでいられるので、肥満になれてしまい、太っているのに体重を減らそうと努力しない社会になってしまっているのです。大人がそんな風ですから、子供たちの肥満を問題視し、適切な処置が取れるわけがありません。洋服が合わなくなったと言って、簡単にビッグサイズを新しく買い与えてはいないでしょうか。
日本においても、肥満先進国アメリカに追従する形で肥満が増えています。肥満は摂取カロリーと消費カロリーのアンバランスから生まれます。それに拍車をかけているのが、脂肪分や糖分塩分の多いファーストフードや食事です。安い(素材が悪い)早い(冷凍技術の進歩で)旨い(動物性高脂肪、高糖分、高塩分)の三拍子がそろった人間の健康を損なう食べ物です。
そのお陰でしょうか、国民医療費の総額が、何と33兆円から、またも増えて35兆円を超えてしまいました。
以前は成人病と言われていた、食物による病気が、子供たちまでが糖尿病などを発症する事態になった今、生活習慣病と名前を変えてしまいました。
まさに生活習慣病=食習慣病の時代になってきましたが、社会の風潮はそれを是正するどころか助長する方向に向かっています。
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